降圧剤の種類と効き目について

降圧剤は、高血圧があるときに血圧を下げる薬のことを言います。
しかし、降圧剤と一口に言っても、種類と作用機序は様々ですので、高血圧の原因や血圧が上がりやすい時間を考慮して薬が選ばれます。
まず、大きく分けて降圧剤には血管を拡張する薬と体の水分を尿として排泄することで血管内の水分を減らし血圧を下げるものがあります。
それぞれの薬の作用は、ホースを流れる水とその圧力を考えると分かりやすいです。
ホースの水は普段一定の圧力で流れていますが、水道の蛇口を開いて水の量を増やしたり口を締めると勢いよく飛び出します。
この状態が、血圧が高い状態です。
ホースの口を緩めるのが、血管拡張剤で水の量を減らすのが利尿剤です。
動脈硬化や血管の調節機能が低下することで血圧が高い場合には、血管を拡張させる薬が処方されますし腎機能の低下でおしっこが出ない場合や心臓に負担がかかっている場合には利尿薬が処方されます。
最近は、薬の種類もとても多いため内服した結果効き目が思ったより出ない場合には何回か薬の種類を変更する場合もあります。
また、薬の作用時間でも選ばれる薬は変わってきます。
降圧剤には、短時間しか作用しない薬と、長時間作用する薬、その中間のものがあります。
一日中血圧が高い方の場合には、長時間作用する薬をベースとして処方して血圧を下げた後にさらに高い時間がある場合、短時間のものをその時間に追加する場合があります。
何かしらの原因で急に血圧が上がってしまった場合には、短時間の効き目のものを内服して、そのまま下がるかまたすぐ上がるかなどの状態をみて薬を検討することもあります。
また、日中の血圧を下げる目的で長時間と短時間の間の作用のものが処方されることも多いです。

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